Diary

里見八犬伝

遅くなってしまいましたが、足利にて行われた舞台『里見八犬伝』が無事に幕を閉じました。

観に来てくださったみなさま、応援してくださいましたお客様、温かい声援を本当にありがとうございました。

終わってみての率直な気持ちは…達成感。

でしょうか。

良かったか悪かったか、ということはさておき、本番に向けての過程はとても心地よいハードスケジュールの中、有意義で熱い時間を過ごす事が出来ました。

里見八犬伝と言いますと、何より見せ場は殺陣ですから、このハードな稽古で身体を酷使された殺陣のレジェンド、松浦健城先生をはじめ男性陣は毎度毎度神経とカラダを研ぎ澄まし全力でプレイされる姿には頭が下がります。

そして、人生初の試みであった悪役。お稽古場ではなにひとつ様にならなかった台詞の数々も、衣装・鬘を身につけて更にパワーアップすべく妖怪爪を装着すると、日増しにイメージの世界に入り、役としてステージに立つ。という事が自然に出来るようになった気はしますが、やはり形から入るという(それは経験だと思います)最大の武器でありながら最大の弱点でもあることを今振り返りながら噛み締めているところです。

しかし、なにはともあれどんな状況でもどんな環境でも、自分のやるべきことに最善を尽くすことが大事なのだとあらためて感じたのが今回のお芝居でありました。

短い期間で、気持ちと身体を奮い立たせただただ徒競走のように駆け抜け、気が付いたらいま、東京の自宅でパソコンの前にいる自分…

リフレッシュしたいと思います。

最後に演出を担当された小嶋先生をはじめ、共演して下さった客演の皆さん、スタッフの皆さん関わってくださった全ての皆さまへ、本当にありがとうございました!

2018.7.17   和泉紗江

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