Diary

Live♬を終えて…

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遅くなりましたが、先日クリスマスLive、二回公演を無事に終えることが出来ました。

当日ご来場くださいましたお客様、共演者の方々、バンドメンバー、影で支えて下さった沢山のスタッフの方々、そして今回総合演出をしてくださいました小嶋先生に心から感謝申し上げます。

皆さまのお陰で、一生忘れる事の出来ない本当に素敵な素敵な一日となりました。

一部ではお芝居「人形の家」ノルウェーの劇作家ヘンリック・イプセンによる戯曲を3人の客演の方にご出演いただき25分の作品としてノラを演じました。
最初に演目を決める段階で、演出家の先生には「何か古典の戯曲がやりたい」という様なご相談をしました。先生の方から、この作品の提案があったのですがその時にふと、人形の家は前にもある方から私に薦められていた作品だったのを思い出し、直ぐに本を読みました。

ご覧にになられた方はもぅお解りの通り、とても難しい作品でした。国も違えば時代、価値観、全てが違う中で、この戯曲に描かれている内容が25分という釈の中でちゃんとお客様に伝わるのか…不安がよぎりましたし、演出家の先生と何度も話し合いを重ねました。

しかし、脚本を見たときにとてもシンプルに解りやすく描かれていて、台本を頂いた時点で何か物凄いエネルギーがワァーっと湧き上がりました。と同時に今回全編音楽はオリジナルで作曲して頂いたのですが、出来上がったのも同時くらいで、その音楽が大きなポイントになりました。ノラのソロ…このデモ音源を聴いた時は何度聴いても泣いてしまう。とても自分が歌うまでいかなくて、とにかく何度聴いても泣けてしまう。
つまりこの感情が、ノラの抑えてきたものではないかと。あっ、これは私の勝手な思い込みかもしれませんが(笑)そういったタイミングというものが本当に私を助けてくれました。

「自分の中にあった真実がパリンッと崩れ、壊れた瞬間に、誰かのお人形としてではなく、一人の人間として生きる」という意志を持ち夫も3人の子供も捨て、家を出るというストーリー。

きっと今の私が演じるノラ、また5年後は違うだろうし他の方が演じられたらまた全然違うと思います。悔しいけれど今はこれ以上でも以下でもない…こんなにも正解を捜しにいかないというか、そんなものじゃない無限な力を持つ役に出会い、嬉しさと同時に自分の解釈への未熟さ、引き出しの少なさに打ちのめされそうでしたが、だからこそのこれからだと思ってまた精進していきたいと思いました。
また何年か後に必ず挑戦したい役です。
この作品でご一緒出来た3人の客演の、縄田晋さん、河上典子さん、秋山クニヒロさん。皆さんハートが強い人たち。心から感謝の気持ちでいっぱいです。

 

そして「クリスマスLive♬」ピアノ・パーカッション・サックス・バイオリンと豪華生演奏でjazz3曲、懐かしのヒット、クラシックと今迄にあまりやった事のない流れで歌っていきました。

これも演出家の先生ともぅ何度も話し合いぶつかり合いながら選曲を変えたりアレンジ、テンポ、変更していきながらの本番でしたが、お陰様で今回お客様がとても喜んでくださったようでして、如何にいつも自己満足で歌いたい曲を歌ってきたか、お客様目線での選曲がどれだけ大事か学びがありました。
今回は全編、小嶋先生による演出でLiveをやりました。正直、終わってからこの様な反響をいただけたのは今回が初めてです。
本当に感謝しかございません。
朝早くから、本当に沢山のスタッフの方が何一つ文句を言わずにこのステージの為に御尽力くださいました。皆さんの支えがあってこそ自分らしくステージにいられたのです。本当にありがとうございます♡

打ち上げにて…

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きっと私は、こういうドラマの為に生きているのだと思うのでした。恥ずかしっ…2017.12.22 Yumiko.l

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